| 近鉄大阪線 | |
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大阪線でも使用される9020系電車
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| 路線総延長 | 108.9 km |
| 軌間 | 1435 mm |
| 電圧 | 1500 V (直流) |
| 最高速度 | 130 km/h |
大阪線(おおさかせん)は、大阪府大阪市天王寺区の大阪上本町駅から三重県松阪市の伊勢中川駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線。
大阪(大阪上本町駅及び難波線大阪難波駅)と名古屋・伊勢志摩を結ぶ特急列車のルートであり、また、三重県・奈良県・大阪府下から大阪中心部へ向かう通勤・通学路線でもある。
青山町駅以西ではスルッとKANSAI対応カードおよびJスルーカードが使用できるが、伊賀上津駅以東では使用できない。2007年4月1日に全線でPiTaPaおよびICOCAの利用が可能となった。なお自動改札機未設置の伊賀上津駅 - 川合高岡駅間の各駅には、専用の簡易改札機を設置して対応している。
目次 |
なお、新青山トンネル西坑口(大阪上本町起点84.048km地点)を境に、大阪上本町側が大阪輸送統括部(旧・上本町営業局)、伊勢中川側が名古屋輸送統括部(旧・名古屋営業局)の管轄となる。 営業距離の108.9kmは、JRを除く日本の私鉄では東武伊勢崎線に次ぐ長さとなっている(全線複線以上の路線としてはJRを除く日本の私鉄最長)。
| 停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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凡例
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大和八木駅以西は大阪・奈良の府県境があるものの比較的平坦な区間で、桜井駅から伊勢中川駅までは山越え区間になるが、開業当初から電化されており、また曲線半径600m以下のカーブが生じないように、できるだけカーブを少なくするように設計されている(その他の区間には最小半径400mのカーブが存在)。このため33.3‰の急勾配も多数存在し、強力モーターの電車が高速で山越えをするダイナミックな走行が見られる。
7面6線を有するターミナル駅である大阪上本町駅を発車してほどなく、地下から高架へと上がる奈良線の線路が並行し(線路戸籍上、近鉄奈良線の起点は布施駅であるが、運転系統にあわせここでは奈良線と記す。詳細は近鉄奈良線の項目を参照)、JR大阪環状線の下を通り鶴橋に到達する。この駅は2面4線の構造で、1番線と3番線を奈良線、2番線と4番線を大阪線が使用している。JRと近鉄の主要幹線同士の接続駅だけあって、終日多くの客でごったがえす様子が見られる。
鶴橋駅から先はしばらく方向別複々線の線路になり、大阪線と奈良線がそれぞれ違う線路を走る。今里駅を出てしばらくすると東大阪市に入り、奈良線の線路がさらに上へ上がり、布施駅となる。ここから奈良線と分かれ、線路は右にカーブする。次の俊徳道駅の高架下には2008年3月15日に開業したJRおおさか東線のJR俊徳道駅がある。
俊徳道を出てしばらく進むと線路は地上になり、終日、近畿大学の学生などで賑わう長瀬駅に着く。そこから先は狭い住宅街を進み、2面4線の弥刀駅に達する。弥刀駅を過ぎると再び高架に上がり、高々架の近畿自動車道と地上の大阪中央環状線に差し掛かる手前で八尾市に入り、久宝寺口駅。そのまま高架を進んで近鉄八尾駅に達する。
近鉄八尾駅からしばらく進むと線路は再び地上になり、河内山本駅に着く。この駅からは信貴線が分かれており、大阪などから信貴山朝護孫子寺への参拝の足となっている。ここを過ぎると線路は右へ大きくカーブし、高安駅に達する。ここには高安検車区・高安検修センターがあり、近鉄のいろいろな車両を見ることができる。その後高架に上がって国道170号(大阪外環状線)を乗り越え恩智駅、そこを出てすぐに線路は地上になる。東方向に生駒山系の山並みを眺めつつ線路は南へ延び、柏原市の住宅街に入って法善寺駅・堅下駅と進む。安堂駅のあたりからJR関西本線(大和路線)と国道25号が並走し、やがて大阪線はこの2線を立体交差で跨いで大和川を渡り、河内国分駅に着く。
河内国分駅を過ぎたあたりから線路はゆるやかに左へカーブし、景色も次第に山がせり出してくるようになる。西名阪自動車道の下を通ると大阪教育大前駅。この駅を過ぎてすぐの新玉手山トンネルを抜けてしばらく進んだ所に県境があり、大阪府から奈良県に入る。
関屋駅・二上駅を過ぎて奈良盆地に踏み込むと、南側にフタコブラクダ状の稜線を持つ二上山が見えてくる。線路は徐々に香芝市の中心部へと進み、香芝市役所の最寄駅、近鉄下田に達する。ここを過ぎると、JR和歌山線を乗り越え、五位堂検修車庫を右手に現れると五位堂駅である。
住宅街を通り抜け大和高田市に入り、築山駅・大和高田駅に達する。しばらく進むと広い田園地帯に入り、松塚駅を過ぎて、曽我川を渡ると線路は橿原市に入る。このあたりから右手に畝傍山(大和三山)が見えてくる。橿原市の住宅街に入ると真菅駅。そこから線路はしばらく住宅街の中を進み、橿原線からの京伊特急用の連絡線が合流して、高架に上がって大和八木駅に到着する。この駅には大阪だけでなく、京都方面からも一部の特急が運転されており、特急同士の同一ホーム連絡や特急車両の増解結が時折見られる。
大和八木駅を出て橿原の市街地を抜けると、左手に耳成山(大和三山)が、右手に天香具山(大和三山)が見える。特に耳成山は線路のすぐ近くにそびえており、周辺に目立った丘がないためとても美しく見える。耳成駅を過ぎると線路は桜井市に入り、大福駅を通り過ぎると左手には三輪山が見えてくる。やがて右手にJR桜井線が見えてくると、大阪線の線路は高架へ上がり桜井駅に到着する。
桜井駅を出るとJR桜井線が左に分かれていき、国道165号を乗り越えると、2面4線の大和朝倉駅。この付近から線路は、上り勾配が連続して続いている。線路はやがてボタンと紅葉の名所である長谷寺駅を通る。長谷寺駅を過ぎると、室生・赤目の山々がせり出してくる。大小のトンネルをくぐり、3面5線を有する宇陀市の中心駅、榛原駅に達する。
榛原駅を出るといよいよ山間部に入り、駅間の距離も長くなる。国道165号と並走しつつ室生口大野駅・三本松駅を通り、宇陀川を渡るとやがて奈良県から三重県へ入る。
この付近の室生・赤目の山々は、遥か昔の室生火山溶岩流の名残で、紅葉が美しい香落渓(こおちだに)の柱状節理は、北海道の層雲峡と同じく火山噴出物が河川の浸食を受けたものである。
線路は赤目四十八滝の最寄駅、赤目口駅に達し、山間から名張盆地へと移っていく。名張川を渡ると車両基地を構えた名張駅に到達。駅の売店には関西で売られている商品だけでなく、中日新聞、中日スポーツなど東海・中部地方でよく見られる商品が並ぶようになり、関西(近畿)地方と中部地方の境界的な様子を見せる。利用客もこの駅からは大阪方面ではなく津、名古屋方面に向かう通勤、通学客が現れてくる。
名張駅を出て、桔梗が丘駅に至る。この駅を過ぎると線路は住宅街を出て田園地帯を走る。美旗駅を過ぎ、伊賀市に入ると伊賀神戸駅に着く。この駅から伊賀鉄道伊賀線が北に分かれており、伊賀市(旧 上野市)の中心部、上野市駅へはここで乗り換えとなる。大阪線の線路は木津川を渡り、さらに山間部を進んで青山町駅に出る。この青山町駅から先、伊賀上津駅・西青山駅・東青山駅・榊原温泉口駅にかけては殆ど人家がない完全な山(布引山地)の中を進むことになる。トンネルも多く、全長5,652mの新青山トンネル、1,165mの垣内トンネルをこの間に通る。新青山トンネルを通り抜けると線路は津市に入る。
榊原温泉口から先もしばらくは山間部、トンネルを進むが、大三駅を過ぎたあたりから山を抜け、田園地帯に入る。伊勢石橋駅を過ぎると徐々に住宅も多くなってくる。川合高岡駅まで来るとほぼ平地であり、完全に山を越えた事を実感させられる。この川合高岡駅はJR名松線の一志駅への乗換駅でもある。
線路はその後伊勢自動車道をくぐり松阪市に入って、左手方向に名古屋線への連絡線が分かれる。中村川を渡ると名古屋線の線路が迫り合流して、大阪線の終点伊勢中川駅に到着する。この駅は大阪線・名古屋線とも始終着駅ではあるが、線路自体はこの先山田線となって宇治山田・賢島方面に続いており、伊勢中川より大阪、名古屋方から直通運転する列車も多い。
大阪線では、特急、快速急行、区間快速急行、急行、準急、普通が運転されている。ここでは特急以外の各種別の詳細を示す。なお、特急は近鉄特急の項を参照のこと。
大阪上本町から青山町を超えて伊勢方面に直通に運転される急行、快速急行、区間快速急行には必ず5200系・5800系・5820系(L/Cカー)、2610系、1400系1407Fのトイレ付きの車両が充当されるが、ダイヤ乱れが起きた場合はトイレのない車両が運用に入ることがある。
略して「快速」とも呼ばれる。昼間時以外に大阪上本町駅 - 宇治山田駅・五十鈴川駅・鳥羽駅間で運転され、すべての列車が山田線に、一部は鳥羽線に直通する。通勤時間帯の長距離優等種別という位置付けである。名張駅 - 榊原温泉口駅間は各駅に停車する(車内放送では各駅停車区間の停車駅は「○○から○○の間の各駅に停車」と放送されるが、青山町以西の駅での停車駅案内では各駅停車区間もすべての停車駅が表記され案内される。区間快速急行や急行も同様である)。平日の下り列車は名張駅か青山町駅まで特急を待避しないが、休日は五位堂駅または大和八木駅で待避する列車がある。夜間は宇治山田到着後、普通列車に種別変更して鳥羽まで走るものもある。なお早朝・深夜を中心に名古屋線の車両が入ってくることがある。
1978年3月のダイヤ変更(布施駅3層化改造工事完成に伴う変更)以前は、この種別が急行として運転されていた(「過去にあった列車種別」を参照)。なお、快速急行への改称後も五位堂は2001年3月まで、美旗は2003年3月まで通過していた。名張駅以西は最大10両、青山町駅以西は8両、以東は4・6両編成で運転される。このため名張駅(または青山町駅)で増解結を行う列車もある(これは後述の松阪駅発着の区間快速急行も同様)。
略して「区間快速」とも呼ばれる。昼間時以外に大阪上本町駅 - 大和八木駅・名張駅・青山町駅・伊勢中川駅・山田線松阪駅間で運転(大半は大阪上本町駅 - 青山町駅間の運転)。快速急行と同様に通勤時間帯の長距離優等種別としての役割を担う。快速急行の区間運転版ともいうべき扱いで、快速急行の停車駅に室生口大野駅と赤目口駅が追加される(急行と違って三本松駅に停車しないのは、乗降客数が両2駅に比べて著しく少ないのと、ホームが6両対応により8・10両編成で運用されることのある区間快速急行が停車できないため)。赤目口駅 - 榊原温泉口駅間は各駅に停車する。青山町駅以西最大10両、以東4・6両編成。深夜に運転される大阪上本町発大和八木行の区間快速急行があり、この区間の停車駅は快速急行と同一であるが方向幕に「快速急行 大和八木」が用意されていないためか、区間快速急行として運転されている(一時期五位堂駅は区間快速急行停車、快速急行通過で区別ができていたが、その後快速急行も停車するようになったためまた同一になった)。
特急の待避は主に榛原駅か名張駅で行われるが、大阪上本町駅 - 青山町駅間では無待避の列車もある。一部は大和八木駅でも特急の待避をする。
なお駅構内の自動放送においては、青山町駅以西では「区間快速」と略されて呼称されるが、榊原温泉口駅以東では正式名称である「区間快速急行」の呼称が用いられる。
越年終夜運転の際は、青山町駅・松阪駅発着の列車を延長する形で山田線宇治山田駅、鳥羽線五十鈴川駅まで延長される。名張駅以遠の停車駅は快速急行・急行と同一。
1978年3月のダイヤ変更以前は、この種別は区間急行として運転されていた(「過去にあった列車種別」を参照)。
2009年9月現在、全国の鉄道事業者をみてもこの列車種別は近鉄のみの存在であり、英文表記は Suburban Rapid Express(方向幕などでは SUB.RAPID EXP )である。
昼間時における大阪上本町駅 - 青山町駅・宇治山田駅間の運転が基本。昼間時は宇治山田駅発着が毎時1本、青山町駅折り返しが毎時2本設定される。区間快速急行の停車駅に布施駅・河内国分駅・三本松駅が追加される。河内国分駅と三本松駅のホームの有効長が6両編成分までであるため4両もしくは6両編成でしか運転できない(ドアカットは行わない)のと、乗降客が多いが緩急接続ができない布施駅(通過待避のみ可)に停車するため、混雑が激しく運転本数が増えるラッシュ時には運転されていない。従って、閑散時間帯の長距離優等種別という位置付けとなっている。榛原駅 - 榊原温泉口駅間は各駅に停車し、昼間時に準急・普通が乗り入れない榛原駅 - 名張駅間では普通列車としての役割も担う。上り下り共に9割以上の列車が河内国分駅で準急か普通と接続する。なお、伊勢中川発名張行きを除いて、昼間時以外(快速急行運転時間帯)は名張駅以東での区間運転のみがこの種別で運転されており、夕方の伊勢中川発名張行があるほか、早朝には名張発の名古屋線近鉄名古屋行(特急とは異なり伊勢中川でスイッチバック)及び宇治山田行(宇治山田駅到着後、鳥羽線鳥羽行き普通列車に種別変更してそのまま運転する)がある。また、鳥羽線鳥羽発大阪上本町行(1本のみ)もある。時刻表上では名古屋線直通は上記の1本のみだが、ほかに近鉄名古屋駅から伊勢中川行きとして運転した急行が、伊勢中川駅でそのまま大阪上本町行きに行先変更する急行もある。
宇治山田駅発着の急行は伊勢中川駅で近鉄名古屋駅方面行きの急行との相互接続を図っている(これは快速急行、松阪駅発着の区間快速急行も同様)。また青山町駅折り返し列車も一部は名張駅もしくは青山町駅で伊勢中川方面の普通列車と接続が図られている。
昼間は名張駅か榛原駅で特急を待避するが、一部は青山町駅や大和八木駅で待避する列車もある。
越年ダイヤ(大晦日の深夜から終夜運転)では大阪上本町駅 - 宇治山田駅間でほぼ毎時1本の割合で運転される(一部列車は宇治山田駅から普通に変わって鳥羽駅まで運転される列車もある)。
現在の急行は1978年3月に設定された2代目である。かつての急行については「過去にあった列車種別」を参照。
昼間時は大阪上本町駅 - 高安駅・榛原駅間、昼間時以外は大阪上本町駅 - 榛原駅・名張駅間(一部大和八木行あり)で運転。全線通しで運転される列車はない。大阪近郊での中距離優等種別という位置付けであり、普通列車の激減する河内国分駅以東は各駅に停車し、その区間における普通列車としての役割を担う。奈良線の準急と比べると、急行との所要時間や停車駅数での格差が大きく、急行以上の優等列車を通過待ちするため、例えば大阪上本町駅から大和八木駅まで60分以上もかかることがある。昼間時は毎時、大阪上本町駅 - 高安駅間の系統が1往復、大阪上本町駅 - 榛原駅間の系統が2往復、合計で毎時3本運転される。快速急行・区間快速急行運転時間帯は名張駅まで運転されている。朝ラッシュ時は高安駅以西最大10両編成、夕ラッシュ時は高安駅以西最大8両編成、ラッシュ時以外は基本6両編成。一部4両編成あり。また、過去は3両編成が基本であった。
また現在、一部列車には5200系やL/Cカーが使用される列車もある(平日の大阪上本町18:55発名張行に5200系など)。
2001年3月のダイヤ変更までは、五位堂行の準急が1日1本だけあった(高安駅折り返しもこのダイヤ変更で一度消滅したが後に復活した)。また2003年3月5日以前の日中のダイヤは入出庫運用を除く全ての準急が大阪上本町 - 榛原間で毎時3本運転されており、大阪口の普通は全て河内国分または高安での折り返し運転であった。
急行以上の種別の停車駅は変遷してきているが、準急の停車駅や運転形態は少なくとも1950年代後半から50年以上変わっていない。
各駅に停車する列車で、全線を通しで運転する列車はなく、系統上では名張駅を境に分割されている。
名張以西では大阪上本町駅 - 高安駅・河内国分駅・(昼間時のみ)榛原駅間での運転が基本で、名張駅まで運転されるのはラッシュ時と早朝深夜のごく一部のみである。昼間時の大阪上本町駅発着は毎時5本で、内訳は高安駅折り返しが1本、河内国分駅折り返しが3本、榛原駅折り返しが1本である(ただし、14時台以降に大阪上本町駅を発車する列車はこのパターンが崩れる)。早朝・深夜には名張駅のほかにも五位堂駅・大和八木駅を発着とする列車もある。
大阪上本町駅 - 高安駅間は昼間時は毎時5本であるが、運行間隔が一定でなく約6分 - 16分とバラつきがある。2003年3月5日以前は大阪上本町 - 高安間が毎時6本、河内国分までが毎時4本であったものが、減便の影響で運転間隔が大きく開く時間帯が生じることとなったためである。
名張駅以東では名張駅・東青山駅 - 伊勢中川駅間での運転が基本で、昼間時は名張駅発着と東青山駅発着が毎時1本ずつ運転されている。基本的に山田線には乗り入れないが、下り深夜と上り早朝の1本ずつのみ入出庫の関係で名張駅 - 山田線明星駅間での運転がある。かつては名張駅・東青山駅 - 明星駅・宇治山田駅間の普通列車がわずかだがあり、これらの下り列車は最初から宇治山田行きであるのに対し、上り列車は伊勢中川行きとして運転され、伊勢中川駅到着後改めて東青山または名張行きとして運転されていた。その他、ほぼ同様の理由で名張駅 - 青山町駅間の区間運転のものも設定されており、これは名張駅で準急などに系統変更して継続運転することが多い。大半の列車が伊勢中川駅で宇治山田行き、名古屋方面行きの急行に接続している。
名張駅以西は基本的に6両編成で運転され、深夜には一部4両編成で運転されている。なお、伊勢中川駅発着の列車は2両編成で運転され、名張駅折り返し列車は大阪線の所属車両で、東青山駅折り返し列車は名古屋線所属列車で運転されるが近年の昼間の列車は、名張駅発着列車同様、大阪線所属編成で運転されることが多くなっている。また名張駅 - 青山町駅間の普通の一部は折り返し区間快速となるものは8・10両編成もある。名張駅 - 青山町駅間の列車は伊賀線(現在の伊賀鉄道)の西名張駅 - 伊賀神戸駅間廃止の補償という側面もあったが、日中の急行の運転本数が毎時2本から3本に増便されてからは大幅に縮小されている。
1956年に大阪上本町駅 - 布施駅間が複々線化されるまでは、大阪線の全列車は今里を通過していた。
2003年まで、普通列車は河内国分駅 - 名張駅間では早朝・深夜しか運転されておらず、ほとんどの時間帯で急行(榛原駅 - 名張駅間)・準急列車がその代わりを果たしていた。2009年現在も榛原駅 - 名張駅間の普通列車は非常に少ない。また、名張駅 - 伊勢中川駅間の普通列車は1989年に増発されたもので、1976年 - 1989年は青山町駅 - 東青山駅間にも昼間時は普通列車が運転されていなかった。
越年ダイヤ(大晦日の深夜から終夜運転)では、大阪上本町駅 - 榛原駅(一部名張駅)間で概ね30分間隔で運転されている。なお、名張駅以東での設定はなく、大三駅・伊勢石橋駅・川合高岡駅では2009年まで元日の初発繰上げが行われていたものの、実質的に「終夜運転が実施されていない」のと同等である。
また普通列車も準急と同じく5200系やL/Cカーが使用される列車もある。
大阪線では大学受験や行楽シーズンなどで臨時列車や定期列車の延長運転が行われたり、臨時停車を実施している。停車駅の半数以上が6両対応ホームの駅であるために6両編成の運転が多い。
1982年 - 1987年に、大阪上本町駅から鳥羽駅まで臨時列車として「高速 伊勢志摩号」が運行されていたことがある。途中、鶴橋駅・大和八木駅・東青山駅(年始時期は通過)・伊勢市駅・宇治山田駅・五十鈴川駅に停車し、ノンストップ特急なみの停車駅数となっていた。その後は停車駅は同じで、臨時「快速急行」という種別で運転されていたが、1990年代前半に消滅した。
現在の快速急行は、1978年3月15日以前は急行として運転されていた。1960年頃における上本町駅 - 宇治山田駅間急行の大阪線内は、鶴橋駅・大和八木駅・名張駅・伊賀神戸駅・佐田駅(一部列車のみ・現在の榊原温泉口駅)にのみ停車し、2009年現在の阪伊乙特急より少ないものであった。 その後、停車駅は以下のように変遷した。
1978年3月15日ダイヤ変更で、朝夕の列車は快速急行に改称され、昼間は布施駅に停車するとともに榛原駅 - 伊賀神戸駅間も各駅停車となり、現在の急行となった。
現在の区間快速急行は、1978年3月15日ダイヤ変更以前は区間急行として運転されていた。1960年頃、上記の急行とは別に、朝夕に運転された榛原駅・名張駅・松阪駅発着の急行は、大和高田駅・桜井駅・榛原駅にも停車していた(近鉄内では「通勤急行」とも呼んだ)。このうち松阪駅発着を除く列車を分離することにより、上本町駅 - 名張駅間の列車として1961年9月に設定された。 その後、以下のように変遷した。
1978年3月15日のダイヤ変更で、朝夕の列車は区間快速急行に改称され、昼間は布施駅・三本松駅に停車し、現在の急行となった。なお、この時まで準急が毎時1本名張駅まで運転されており、準急が三本松駅に停車していた。
大阪線における特急以外の種別の昼間時(10 - 13時台)の運転本数はおおむね以下のようになる。
| 種別 \駅名 |
大阪上本町 | … | 高安 | … | 河内国分 | … | 榛原 | … | 名張 | … | 青山町 | … | 東青山 | … | 伊勢中川 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 運行本数 | 急行 | 3本 | 1本 | |||||||||||||||||||
| 準急 | 3本 | 2本 | ||||||||||||||||||||
| 普通 | 5本 | 4本 | 1本 | 1本 | 2本 | |||||||||||||||||
奈良線に比べて、大阪線の大阪上本町側の昼間時の各種別の運転間隔にばらつきがある。
特急車両については「近鉄特急」を参照
ダイヤ編成などの関係から、これら大阪線所属の車両が名古屋線の一部列車にも使用されており、1400系 (1508F)・2610系・2800系・5200系などが主に急行などで入線する。逆に名古屋線所属の車両(詳細は近鉄名古屋線の項を参照)が大阪線の一部列車にも使用され、2610系・2800系(一部L/C車)・5200系・5800系5812F・1200系・1211F・1212Fなどが主に快速急行や急行などで入線する。
なお、現在編成全車が名古屋線の所属となっている2000系・2050系は当初は大阪線の所属となっていた。これら2形式は2400系・2410系・2430系の冷房改造工事・車体更新工事などに伴う車両不足を補うために新製冷房車として大阪線に投入されたもので、工事の進捗に伴って順次名古屋線へ転属していった。
特筆される点として、大阪線所属の通勤車両は2410系など1960年代後半から1970年代前半にかけて製造された車両の大半が2009年(平成21年)1月時点でも健在である。これはここ最近は阪神電気鉄道との相互直通運転に備えて奈良・京都線系統に新製車両を優先的に投入させていることなどによるものであり、大阪線では2003年(平成15年)に5820系5852F・9020系9051Fが投入されて以降は通勤車両の新製投入は行われておらず、奈良・京都線系統から8810系・9200系の一部を転属させる形で賄われており、また大阪線では単独3連での運用が無くなったことから余剰となった2430系3連の一部が名古屋線に転出、その一部はワンマン改造を行って2444系となっている。
また、五位堂 - 榛原間は車両の定期検査などを終えた後、試運転で奈良・京都線所属の車両が走ることがある。
標準軌線区の各線で運用されている。名古屋線の項も参照。
上本町駅 - 布施駅 - 桜井駅間は大阪電気軌道(大軌)の手で、桜井駅 - 伊勢中川駅間は参宮急行電鉄(参急)の手で建設され1930年に全通した。1975年に全線複線化されたが、この時開通した西青山駅 - 東青山駅間の新青山トンネル (5,652m) は日本の大手私鉄では最長である。
大軌が初めに建設した区間(布施駅 - 八木駅間。八木駅 - 桜井駅間については後述)には、奈良線・畝傍線(今の橿原線)によって形成された大阪から橿原神宮へ向かう路線をショートカットすることや、この地域におけるテリトリーを確保する目的があったとされる。そのため、開業時の終点となった八木駅は現在の大和八木駅がある位置ではなく、先行して開業していた畝傍線の八木駅、すなわち現在の八木西口駅に合流する形となっていて、上本町から橿原方面への直通を意識した線形とされていた。
しかし、並行して大阪鉄道線(現在の近鉄南大阪線)が1929年までに開通したため、両社が関西急行鉄道に統合される1943年までは、橿原と吉野への参拝客・行楽客輸送を巡って競争関係にもなった。
一方で参急が建設した区間(前述の八木駅 - 桜井駅間も、目的としてはこちらに含まれる)は、大阪から現在の山田線と合わせて伊勢神宮への快速参拝ルートを造り上げようという目的から建設が行われることになった。この免許収得に関しては、1922年に近鉄田原本線の前身である大和鉄道(この時の営業区間は王寺駅 - 田原本駅〈現在の西田原本駅にあたる〉間で、田原本駅 - 桜井駅間が建設中であった)が既に桜井駅 - 名張駅間で新線敷設の免許を取得していたため、大軌が同社を子会社化し、その免許線の延長申請を出させるという手法がとられた。
1927年に予定通り大和鉄道は桜井駅より名張駅を経て宇治山田駅までの免許を得て、それを新設会社の参急に譲渡した。同時に大軌自身の手で、八木駅 - 桜井駅間接続線の免許も収得した。
1929年、大軌は参急の開通に先駆けて、八木駅から桜井駅にいたる区間を開業させ、このとき八木駅も現在の大和八木駅の位置に移転し、旧駅は八木西口駅という畝傍線の中間駅(運賃計算上は八木駅と同一)になった。とはいえ、上本町駅から橿原方面への直通列車の運転を考慮し、八木西口駅へ向かう旧線も八木線と畝傍線を結ぶ連絡線として存続した。
参急が建設を担当した区間に際しては、最短時間で大阪と伊勢を結ぶため、山岳地帯をトンネルで抜ける線形を採用した。それでも33‰というやや急勾配となる区間が発生し、同線に使用される電車はその最初となる2200系以降、勾配対策が重要な鍵となった。
なお、桜井駅 - 長谷寺駅間では長谷鉄道の路線がすでに並行して存在していたが、大軌では同社を参急線開業前の1928年に合併し、参急線開業後の1938年まで長谷線として営業を続けた。また、名張駅 - 伊賀神戸駅間で並行路線を有していた伊賀電気鉄道も1929年に大軌が合併(1931年に参急へ譲渡)して伊賀線とし、並行区間(西名張駅 - 伊賀神戸駅)は1964年に廃止した。
なお、国が建設すべき路線を定めた改正鉄道敷設法の81.には、「奈良県桜井ヨリ榛原、三重県名張ヲ経テ松阪ニ至ル鉄道及名張ヨリ分岐シテ伊賀上野附近ニ至ル鉄道並榛原ヨリ分岐シ松山ヲ経テ吉野ニ至ル鉄道」が示され、1929年 - 1935年に順次名松線として松阪 - 伊勢奥津間が部分開業していたが、近鉄大阪線・山田線それに伊賀鉄道伊賀線の敷設によってその意義を失い、以後国鉄線がこの地域に開業することはなかった。
1938年、関西急行電鉄(後に参宮急行電鉄へ合併)によって現在の近鉄名古屋線が完成し、同線とあわせて名阪都市間輸送の一役も担うようになった。
大軌と参急の合併によって関西急行鉄道が発足した時に線名の整理が行われ、大軌桜井線と参急本線の伊勢中川駅以西をまとめて大阪線にし、参急本線の伊勢中川駅以東の区間は山田線となった。
| 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 区間最高速度(km/h)下り/上り | 準急 | 急行 | 区間快速急行 | 快速急行 | 接続路線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪上本町駅 | - | 0.0 | - | ● | ● | ● | ● | 近畿日本鉄道:難波線 大阪市営地下鉄: |
大阪府 | 大阪市 天王寺区 |
| 鶴橋駅 | 1.1 | 1.1 | 50/55 | ● | ● | ● | ● | 西日本旅客鉄道:大阪環状線 大阪市営地下鉄: |
大阪市 生野区 |
|
| 今里駅 | 1.7 | 2.8 | 115/100 | | | | | | | | | |||
| 布施駅# | 1.3 | 4.1 | 115/110 | ● | ● | | | | | 近畿日本鉄道:奈良線 | 東大阪市 | |
| 俊徳道駅 | 1.0 | 5.1 | 115/110 | | | | | | | | | 西日本旅客鉄道:おおさか東線(JR俊徳道駅) | ||
| 長瀬駅 (近畿大学前) |
1.1 | 6.2 | 120/120 | | | | | | | | | |||
| 弥刀駅# | 1.2 | 7.4 | 120/120 | | | | | | | | | |||
| 久宝寺口駅 | 0.9 | 8.3 | 115/110 | | | | | | | | | 八尾市 | ||
| 近鉄八尾駅 | 1.3 | 9.6 | 120/120 | ● | | | | | | | |||
| 河内山本駅# | 1.5 | 11.1 | 110/110 | ● | | | | | | | 近畿日本鉄道:信貴線 | ||
| 高安駅# | 1.1 | 12.2 | 95/90 | ● | | | | | | | |||
| 恩智駅 | 1.1 | 13.3 | 110/110 | | | | | | | | | |||
| 法善寺駅 | 1.6 | 14.9 | 120/120 | | | | | | | | | 柏原市 | ||
| 堅下駅 | 0.8 | 15.7 | 120/120 | | | | | | | | | 近畿日本鉄道:道明寺線(柏原駅[* 1]) 西日本旅客鉄道:関西本線(大和路線)(柏原駅) |
||
| 安堂駅 | 0.9 | 16.6 | 120/120 | | | | | | | | | 近畿日本鉄道:道明寺線(柏原南口駅[* 1]) | ||
| 河内国分駅# | 1.6 | 18.2 | 110/115 | ● | ● | | | | | |||
| 大阪教育大前駅 | 1.6 | 19.8 | 110/110 | ● | | | | | | | |||
| 関屋駅 (大阪樟蔭女子大学前) |
2.2 | 22.0 | 120/110 | ● | | | | | | | 奈良県 | 香芝市 | |
| 二上駅 | 2.1 | 24.1 | 100/100 | ● | | | | | | | |||
| 近鉄下田駅 | 1.6 | 25.7 | 110/120 | ● | | | | | | | 西日本旅客鉄道:和歌山線(香芝駅[* 2]) | ||
| 五位堂駅# (真美が丘ニュータウン前) |
1.4 | 27.1 | 110/120 | ● | ● | ● | ● | |||
| 築山駅 | 1.7 | 28.8 | 120/120 | ● | | | | | | | 大和高田市 | ||
| 大和高田駅 | 1.1 | 29.9 | 110/110 | ● | ● | ● | ● | 西日本旅客鉄道:和歌山線・桜井線(高田駅[* 2]) | ||
| 松塚駅 | 1.9 | 31.8 | 110/110 | ● | | | | | | | |||
| 真菅駅 | 1.0 | 32.8 | 110/110 | ● | | | | | | | 橿原市 | ||
| 大和八木駅# | 2.0 | 34.8 | 110/115 | ● | ● | ● | ● | 近畿日本鉄道:橿原線 | ||
| 耳成駅 | 2.1 | 36.9 | 120/110 | ● | | | | | | | |||
| 大福駅 | 1.3 | 38.2 | 120/115 | ● | | | | | | | 桜井市 | ||
| 桜井駅 | 1.6 | 39.8 | 120/115 | ● | ● | ● | ● | 西日本旅客鉄道:桜井線 | ||
| 大和朝倉駅# | 2.1 | 41.9 | 110/105 | ● | | | | | | | |||
| 長谷寺駅 | 3.7 | 45.6 | 115/100 | ● | | | | | | | |||
| 榛原駅# | 4.5 | 50.1 | 115/100 | ● | ● | ● | ● | 宇陀市 | ||
| 室生口大野駅 | 7.1 | 57.2 | 120/120 | ● | ● | ● | | | |||
| 三本松駅 | 2.5 | 59.7 | 110/120 | ● | ● | | | | | |||
| 赤目口駅 | 4.3 | 64.0 | 120/120 | ● | ● | ● | | | 三重県 | 名張市 | |
| 名張駅# | 3.2 | 67.2 | 120/120 | ● | ● | ● | ● | |||
| 桔梗が丘駅 | 2.8 | 70.0 | 120/120 | ● | ● | ● | ||||
| 美旗駅 | 3.1 | 73.1 | 120/120 | ● | ● | ● | ||||
| 伊賀神戸駅 | 2.4 | 75.5 | 120/120 | ● | ● | ● | 伊賀鉄道:伊賀線 | 伊賀市 | ||
| 青山町駅# | 2.4 | 77.9 | 120/115 | ● | ● | ● | ||||
| 伊賀上津駅 | 2.7 | 80.6 | 120/115 | ● | ● | ● | ||||
| 西青山駅 | 3.2 | 83.8 | 120/110 | ● | ● | ● | ||||
| 東青山駅# | 7.7 | 91.5 | 110/130 | ● | ● | ● | 津市 | |||
| 榊原温泉口駅 | 3.9 | 95.4 | 110/115 | ● | ● | ● | ||||
| 大三駅 | 2.2 | 97.6 | 120/120 | | | | | | | ||||
| 伊勢石橋駅 | 4.0 | 101.6 | 120/120 | | | | | | | ||||
| 川合高岡駅 | 2.8 | 104.4 | 120/120 | | | | | | | 東海旅客鉄道:名松線(一志駅) | |||
| 伊勢中川駅# | 4.5 | 108.9 | 120/120 | ● | ● | ● | 近畿日本鉄道:名古屋線・山田線(一部直通運転:下記参照) | 松阪市 | ||
| 直通運転区間 | 伊勢中川駅から ○急行…鳥羽線鳥羽駅、名古屋線近鉄名古屋駅まで ○区間快速急行:山田線松阪駅[* 3] ○快速急行…鳥羽線鳥羽駅まで |
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2008年11月18日調査[1]。
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