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JR logo (shikoku).svg 予土線
江川崎駅に停車中の普通列車
江川崎駅に停車中の普通列車
予土線の路線図
路線総延長 76.3 km
軌間 1067 mm
停車場・施設・接続路線
凡例
STR
土佐くろしお鉄道:中村線
BHF
0.0 G27 若井駅
TUNNEL1
若井トンネル 2134m
tSTRrg tSTRq KRZt TUNNELru
土佐くろしお鉄道:中村線
tSTR DST
3.6 川奥信号場
tSTRlf TUNNELru ABZrf
TUNNEL1
第一家地川トンネル 1397m
BHF
5.8 G28 家地川駅
TUNNEL1
BHF
10.7 G29 打井川駅
TUNNEL2
TUNNEL1
轟崎トンネル 812m
BHF
17.6 G30 土佐大正駅
TUNNEL2
TUNNEL1
芽吹手トンネル 1060m
TUNNEL1
第一四手トンネル 506m
BHF
26.5 G31 土佐昭和駅
TUNNEL1
大保木トンネル 817m
BHF
31.0 G32 十川駅
TUNNEL1
今成トンネル 894m
TUNNEL1
長更トンネル 808m
BHF
38.9 G33 半家駅
BHF
42.7 G34 江川崎駅
BHF
45.4 G35 西ヶ方駅
eGRENZE
高知愛媛県境
BHF
51.3 G36 真土駅
STR exKBHFa
52.7 吉野駅 -1933
BHF exSTR
53.0 G37 吉野生駅
eABZrg exSTRrf
BHF
55.3 G38 松丸駅
BHF
58.8 G39 出目駅
BHF
60.4 G40 近永駅
BHF
62.5 G41 深田駅
BHF
65.4 G42 大内駅
BHF
66.9 G43 二名駅
BHF
69.1 G44 伊予宮野下駅
BHF
70.0 G45 務田駅
TUNNEL1
窓峠トンネル 210m
eBHF
74.3 光満駅 -1941
eBHF
75.8 高串駅 -1941
exSTRrg eABZrf
xKRZ ABZlg
予讃線
exSTR BHF
76.3 G46 北宇和島駅
exBHF STR
77.6 下村駅 -1941
exSTR KBHFe
77.8 G47 宇和島駅 (II) 1941-
exKBHFe
78.0 宇和島駅 (I) -1941

予土線(よどせん)は、高知県高岡郡四万十町の若井駅から愛媛県宇和島市の北宇和島駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線(地方交通線)。

愛媛県と高知県を結ぶ唯一の鉄道路線で、土佐くろしお鉄道中村線と予讃線を結んでいる。高知県内では四万十川の上流部に沿って走る路線であることから、しまんとグリーンラインの愛称が与えられている。

なお、土佐くろしお鉄道中村線からの分岐点は、正確には若井駅ではなく中村線の若井駅 - 荷稲駅間にある川奥信号場である。また、若井駅と川奥信号場の間は土佐くろしお鉄道中村線にも属する二重戸籍区間となっている。

始発駅・終着駅・他路線と接続する駅を含めてもみどりの窓口が設置されている駅が皆無のJR路線でもある。他には岩泉線もこれに該当する。ただし、両端の駅から全列車が直通している窪川駅や宇和島駅には設置されている。

目次

路線データ

  • 管轄(事業種別):四国旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
  • 路線距離(営業キロ):76.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:20駅(北宇和島駅・若井駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:なし(全線非電化)
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
  • 最高速度:北宇和島 - 江川崎間65km/h、江川崎 - 川奥信号場間85km/h、川奥信号場 - 若井間110km/h
  • 最急勾配:30‰(標準勾配としては26.1‰=北宇和島 - 務田間)
  • 最小曲線半径:160m

沿線風景

北宇和島 - 吉野生間は軽便鉄道であった名残から低規格で非常にカーブが多く、この区間の列車は極度に低速である。逆に江川崎 - 若井間は1970年代に新たに開通した高規格路線で、比較的高速の運転が行われる。

清流四万十川沿いに走る線として有名で、土佐大正 - 江川崎間は蛇行する四万十川を串刺しにするように線路が敷かれており、進行方向のどちらからでも四万十川を見ることができる。この区間では風景を写真におさめる人も多々おり、非常に眺めの良い絶景が続く。毎年5月頃に十川駅前では四万十川の両端で「こいのぼりの川渡し」を見ることができる。江川崎以西は流域に人家の多い支流(広見川)沿いに走るが、川の風情は本流ほどではない。

そのように恵まれた沿線風景を旅客誘致につなげる目的で、国鉄時代の1984年から、トロッコ列車「清流しまんと号」の運行が開始された。国鉄・JRグループとしては最初のトロッコ列車で、以後各地の国鉄・JR線でトロッコ列車が運行されるようになった。

途中にある半家駅はその読み方からクイズ番組などに取り上げられることが多い。「若い(若井)と言われ喜び、ハゲ(半家)と言われて怒り出す。大正(土佐大正)、昭和(土佐昭和)があって、なぁーせ(方言で何故)明治(、平成と続くことも)がない」と地元で謡われている。

運行形態

幹線交通路からは外れた閑散路線であり、全列車が普通列車で、江川崎 - 宇和島間の1往復を除きワンマン運転を行っている。

高知県側からは土讃線窪川駅から列車が発着している。窪川駅発着の列車の場合、窪川 - 若井間は土佐くろしお鉄道の鉄道路線であるので、この区間は土佐くろしお鉄道の運賃200円(2008年現在)を別途要する。学校が休みの期間中は、車内で「青春18きっぷで乗り通す人は若井 - 窪川間の運賃を払う」ようアナウンスされる。

窪川 - 宇和島間の列車のほか、江川崎・近永 - 宇和島間などに区間運転列車があり、1 - 3時間に1本運行されている。

輸送量が少ない事情から、古くは1960年代のキハ02形レールバス、1987年にはキハ32形などの小型気動車が投入された。一時高松 - 窪川 - 宇和島間運転の急行「あしずり」が設定されていたことがあり、予土線内は快速となっていた。直通がなくなってからもしばらくは窪川 - 宇和島間運転の快速が1往復残っていた時期があり、初期の宇和島駅からの「清流しまんと号」が連結されていた。

現在はキハ32形での運用のほか、キハ54形で運用される列車もあったり、2006年5月頃までは宇和島 - 江川崎間の1往復のみキハ185系(3000番台もしくは3100番台)が運用されたこともあった。

トロッコ列車

トロッコ列車「清流しまんと号」(窪川駅)
キハ185系臨時特急「I LOVE しまんと」

1984年夏の運行開始以来、春から秋にかけて「清流しまんと号」・「清涼しまんと」・「四万十トロッコ」などの名称で運行され続けている。なお、トロッコに連結される気動車はエンジン出力の大きいキハ54形になる場合が多い。

臨時特急「I LOVE しまんと」

1997年7月28日から8月18日の間、臨時列車ながら特別急行列車として「I LOVE しまんと」が高知 - 宇和島 - 松山間で運転された。2日間で1往復していた。同年9月以降の運転は高知 - 宇和島間1日1往復になり同年11月までの土曜・日曜・祝日と、1998年、1999年は7月 - 9月の土曜・日曜・祝日(夏休み期間は毎日)の間運行された。

運行時の状況
宇和島 - 江川崎間は路盤、線形が非常に悪くトロッコ列車並みの低速、さらに、松山 - 宇和島間、窪川 - 高知間は臨時列車のため行き違い、運転停車の連続で、松山 - 高知間は5時間以上、宇和島 - 高知間約154kmを3時間以上かけて走っていた。
使用車両
キハ185系2両(キハ185-1016+キハ185-9)。公募で選ばれたデザインの専用車両で運行された。前面にはかわうその顔が描かれており、側面はもとより車内天井、床面までペイントが施されていた。
なお、宇和島寄り1号車が禁煙指定席(12席が自由席)、高知寄り2号車が一般自由席であった。
停車駅
高知駅 - 松山駅間の運転では次の駅に停車していた。
高知駅 - 佐川駅 - 須崎駅 - 土佐久礼駅 - 窪川駅 - 土佐大正駅 - 十川駅 - 江川崎駅 - 松丸駅 - 近永駅 - 宇和島駅 - 卯之町駅 - 八幡浜駅 - 伊予大洲駅 - 内子駅 - 伊予市駅 - 松山駅
高知駅 - 宇和島駅間の運転では次の駅に停車していた。
高知駅 - 佐川駅 - 須崎駅 - 土佐久礼駅 - 窪川駅 - 土佐大正駅 - 土佐昭和駅(1999年のみ) - 十川駅 - 江川崎駅 - 松丸駅 - 近永駅 - 伊予宮野下駅(1998年から) - 宇和島駅

新聞輸送

朝の列車で県紙朝刊の輸送を行っている(2007年5月現在)。下り4833Dが高知新聞を、上り4832Dが愛媛新聞を数十部積み、共に江川崎駅で業者に引き渡している。

歴史

宇和島鉄道株式会社が乗客誘致のために造成した文殊公園の石碑
文殊公園の石碑裏面 宇和島鐵道會社の文字が見える

予土線は愛媛(伊予)と高知(土佐)を結ぶことを目的に、宇和島側から伸びていた行き止まり路線の宇和島線を延伸したものである。愛媛と高知を結ぶ鉄道はこのほか松山 - 佐川間や宇和島 - 宿毛 - 中村 - 窪川間などが計画されていたが、実現したのは予土線だけである。

宇和島線は、もともと私鉄の宇和島鉄道によって開業した軌間762mmの軽便鉄道を国有化したもので、1941年の改軌に際し、のちに予讃線となる宇和島 - 卯之町間が開業したことで、北宇和島が起点となった。

  • 1914年(大正3年)10月18日 - 宇和島鉄道により宇和島 - 近永間が開業。蒸気動力。
  • 1923年(大正12年)12月12日 - 近永 - 吉野(現在の吉野生)間が開業。
  • 1931年(昭和6年)3月26日 - 宇和島鉄道、ガソリン動力併用認可を受ける。同年中に気動車(ガソリンカー)を1両のみ導入。
  • 1933年(昭和8年)8月1日 - 宇和島鉄道が国有化され宇和島線となる。宮野下駅を伊予宮野下駅に、中野駅を二名駅に、吉野駅を吉野生駅に改称。
  • 1941年(昭和16年)7月2日 - 全線を1067mm軌間に改軌。宇和島 - 務田間の旧線を廃止し、北宇和島 - 務田間の新線が開業。北宇和島駅が起点となる。旧線上にあった高串駅、光満駅廃止。
  • 1953年(昭和28年)3月26日 - 吉野生 - 江川崎間が開業。
  • 1960年(昭和35年)10月1日 - 真土駅開業。
  • 1974年(昭和49年)3月1日 - 江川崎 - 若井間が開業し全通。予土線と改称。
  • 1974年(昭和49年)9月 CTC化。
  • 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物営業廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により四国旅客鉄道に承継。


駅一覧

  • 便宜上、末端部の全列車が直通する窪川駅および宇和島駅も含めた区間を記載。
  • 予土線の定期列車は全列車普通列車(全駅に停車)。
  • 線路(全線単線) … ◇・∧:列車交換可、|:列車交換不可
  • 接続路線の () 内の英数字はその路線としての駅番号を表す。
会社

路線名

番号
駅名 駅間営業キロ 若井からの
営業キロ
接続路線・備考 線路 所在地
TK26 窪川駅 - 4.4 四国旅客鉄道:土讃線 (K26) 高知県 高岡郡
四万十町
TK27 若井駅 4.4 0.0 土佐くろしお鉄道:中村線 (TK27) (中村方面)
四国旅客鉄道予土線 G27
  川奥信号場 - 3.6 中村線と予土線の実際の分岐点 幡多郡
黒潮町
G28 家地川駅 5.8 5.8   高岡郡
四万十町
G29 打井川駅 4.9 10.7  
G30 土佐大正駅 6.9 17.6  
G31 土佐昭和駅 8.9 26.5  
G32 十川駅 4.5 31.0  
G33 半家駅 7.9 38.9   四万十市
G34 江川崎駅 3.8 42.7  
G35 西ヶ方駅 2.7 45.4  
G36 真土駅 5.9 51.3   愛媛県 北宇和郡
松野町
G37 吉野生駅 1.7 53.0  
G38 松丸駅 2.3 55.3  
G39 出目駅 3.5 58.8   北宇和郡
鬼北町
G40 近永駅 1.6 60.4  
G41 深田駅 2.1 62.5  
G42 大内駅 2.9 65.4   宇和島市
G43 二名駅 1.5 66.9  
G44 伊予宮野下駅 2.2 69.1  
G45 務田駅 0.9 70.0  
G46 北宇和島駅 6.3 76.3 四国旅客鉄道:予讃線 (U27) (松山方面)
G47 宇和島駅 1.5 77.8  
  • ※:窪川駅 - 若井駅間は土佐くろしお鉄道中村線、北宇和島駅 - 宇和島駅間は四国旅客鉄道予讃線

関連項目

ウィキメディア・コモンズ
  • 日本の鉄道路線一覧
  • 国鉄の特殊狭軌線 - 宇和島 - 吉野生間が該当した。旧線名「宇和島線」。
「」より作成

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